2026年2月10日、舞鶴市で開催された「Special Talk in MAIZURU #みんなでつくる舞鶴2040」。
その会場で、市長の鴨田さんに真っ直ぐな想いを伝えていた一人の女性、アスミさんの姿が強く心に残っていました。
「あの時語られていた絵本には、どんな想いが込められているんだろう?」 その答えを知りたくてご連絡したところ、快くインタビューを引き受けてくださいました。
今回お話を伺ったのは、プロジェクトの中心を担うお三方です。

アスミさん:絵本の作者であり、プロジェクトの発案者
服部さん:就労継続支援B型事業所「空愛(そらあい)」代表
鈴木さん:「空愛クリエイティブ」代表
会場となった「空愛」さんの事務所に一歩足を踏み入れると、そこには美しい水槽が😊
ゆらゆらと泳ぐ魚たちに癒やされる一方で、クリエイティブな制作活動の熱気が心地よく混ざり合う、とても不思議で魅力的な空間でした。
最初は少し緊張してましたが、時折お話が脱線してしまいそうになると、服部さんや鈴木さんがフォローをしていただき助かりました💦
お三方の信頼関係と温かなお人柄に触れ、いつの間にか緊張も解け、夢中でお話を伺っていました。
絵本『いいねをもらったぼくたち』に込められた物語
2025年10月に産声を上げたこのプロジェクト。
その核となるのは、一冊の絵本です。
主人公の男の子が「僕の個性ってなんだろう?」と問いかけ、ヒューマンクリエティブ工場の工場長との対話を通じて、自分の個性が「特別なもの」として大切に作られたことを実感していく物語です。
お話をしてくれるアスミさんの表情も、時折見せる柔らかな笑顔と、時折見せる真っ直ぐで真剣な眼差しがとても印象的でした。

「自分を責めなくていい」―活動の原点にある想い
この活動のきっかけは、アスミさんが歩んできた葛藤の日々にありました。
大人になってからうつ病を患い、その過程で判明したADHD(注意欠如・多動症)。
それまで「どうして皆と同じようにできないんだろう」と自分を責め続けてきた彼女にとって、その診断は、自分を許し、受け入れるための「救い」となったそうです。
「今、一人で悩んでいる人に大丈夫だよと伝えたい」 その切実な願いに、自身もADHDという特性を持つ空愛の服部代表が深く共鳴し、このプロジェクトが動き出しました。
舞鶴から全国へ。教育の現場へ届けたい。
現在は「空愛」のメンバーが一丸となって、2026年6月のクラウドファンディング開始予定で、目標40万円に向けて準備を進めています。
福祉の現場とクリエイティブが融合しているこの場所だからこそ生み出せる、他にはない熱量がそこにはあります。
アスミさんが特に強調されていたのは、「子どもたちを支える大人にこそ、届いてほしい」ということ。
「学校の教材として使ってほしい」という言葉の裏には、早期に特性を正しく知ることで、自分を傷つけてしまう子どもを一人でも減らしたいという、祈りのような想いが込められています。
障害を「特性(個性)」として認め合える社会へ
この絵本が伝えたいメッセージは、とてもシンプルで力強いものです
「ADHDなどの障害を、その人の大切な『特性(個性)』として捉えてほしい」
それは、単なる知識の共有ではありません。
欠けている部分を見るのではなく、その人にしかないユニークな視点や輝きを認め合える、そんな優しい社会への第一歩です。
「大丈夫だよ」「あなたはあなたのままで素晴らしいんだよ」。
そんなエールが、絵本の言葉一つひとつに宿っています。
詳しく知りたい方はInstagramをチェックしてみてください!
https://www.instagram.com/kojocho8080/
アスミさん、服部さん、鈴木さん、そして温かく迎えてくださった空愛の皆さん。
貴重なお時間を本当にありがとうございました!
2026年6月のクラウドファンディングに向けて、私も一市民として、全力で応援していきたいと思います。
今回の取材場所となった「就労継続支援B型事業所 空愛(そらあい)」についても、少しご紹介させてください。
障害を持つ方々が自らの才能を発見し、社会と繋がることを目指している場所です。
お話を伺って感じたのは、一人ひとりが自分のペースで歩むことを、スタッフの皆さんが本当に大切にされているということでした。
「福祉」という言葉からイメージする枠を超えて、一人ひとりがクリエイターとして、あるいはプロフェッショナルとして輝こうとしている、とても魅力的な場所でした。
就労継続支援B型事業所 空愛(そらあい)
〒624-0841 京都府舞鶴市引土257-7
050-8888-3028
050-8888-3046
営業時間 月~金 8:30~17:30
利用時間 月~金 10:00~15:00
■運営会社
一般社団法人 空愛グループ
■代表者
服部 智一
